ウェビナー集客に取り組む企業が増える一方で、こんな課題を抱えていませんか?
- 告知をしても参加申込が思うように集まらない
- どの媒体を使えば効果的に集客できるのか分からない
- 告知にかける時間と工数が想像以上にかかっている
ウェビナーは開催すること自体が目的ではなく、見込み顧客との接点を作り、商談につなげることが本来のゴールです。しかし、告知方法を誤ると、せっかく準備したコンテンツも参加者に届きません。
本記事では、200社以上のウェビナー告知実績をもとに、成功するための具体的な方法と効果的な媒体の活用法を徹底解説します。内製での告知が難しいと感じている方に向けて、代行サービスの活用メリットもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
\ウェビナーを商談につなげる8つのポイントとは?/
ウェビナーとは
ウェビナーとは、ウェブ上で行われるセミナーのことです。インターネットを通じて参加者とリアルタイムでコミュニケーションを取ることができ、場所や時間の制約を受けずに情報共有や質疑応答が行えます。
近年、多くの企業がウェビナーをマーケティング施策として導入していますが、その効果を最大化するには「適切な告知」が不可欠です。コスト削減や集客力向上といったメリットを実現するためにも、ターゲットに確実に情報を届ける告知戦略が求められます。
関連記事:ウェビナーとは?メリットから開催のステップまで紹介
成功するウェビナー告知の方法
ウェビナー告知を成功させるには、戦略的なアプローチが必要です。ここでは、集客効果を高めるための具体的なポイントを解説します。
告知は1ヶ月前から
ウェビナー告知は開催の1ヶ月前からスタートすることで、ターゲット層に情報を十分に浸透させることができます。ただし、告知期間の設定はウェビナーの内容によって最適化する必要があります。
専門性の高いテーマであれば、決裁者への稟議期間を考慮して6週間前から告知を始めるケースもあります。一方、トレンド情報を扱うウェビナーなら、2週間前からの短期集中型告知が効果的です。
内製での課題:
告知のタイミング設計には、ターゲット企業の意思決定プロセスや業界特性の理解が必要です。自社だけでは最適な告知スケジュールを見極めることが難しく、結果として機会損失につながるケースも少なくありません。
また、告知頻度のコントロールも重要です。頻繁すぎる告知は受け手に不快感を与え、逆に少なすぎると認知が広がりません。複数チャネルでの告知頻度を調整しながら、参加意欲を維持する運用には専門的なノウハウが求められます。
申込後のリマインド配信が参加率を左右する
申込後のリマインドメールは、当日の参加率を大きく左右する重要な施策です。適切なタイミングと内容設計により、申込者を確実に参加につなげることができます。
リマインドメールでは、ウェビナーの詳細情報(参加URL、開始時刻、推奨環境)に加えて、参加者にとって有益な情報を提供しましょう。事前資料の配布や関連記事の紹介、参加者限定特典の案内などが効果的です。
配信タイミングの目安:
- 開催1週間前:詳細情報と事前準備の案内
- 開催前日:リマインドと当日の流れ
- 開催1時間前:最終リマインドと参加URL
内製での課題:
リマインドメールの効果を最大化するには、開封率やクリック率のデータ分析に基づいた件名設計、配信時間の最適化が必要です。また、複数回のリマインド配信をスケジュール管理し、各タイミングで異なる訴求内容を設計する作業は、担当者の大きな負担となります。
さらに、申込者の属性(役職、業種、過去の参加履歴など)に応じたパーソナライズ配信を行うには、マーケティングオートメーションツールの活用と運用スキルが求められます。
ターゲットに刺さるウェビナータイトルの付け方
ウェビナーのタイトルは、参加申込率を決定する最も重要な要素です。どれだけ質の高いコンテンツを用意しても、タイトルで興味を引けなければ参加者は集まりません。
効果的なタイトル設計には以下のポイントがあります。
具体性を持たせる:
×「マーケティング戦略セミナー」
◯「BtoB企業のリード獲得を3倍にするマーケティング戦略」
数字を活用する:
×「業務効率化のコツ」
◯「1日2時間の工数削減を実現する業務効率化5つの手法」
ターゲットを明確にする:
×「営業ノウハウ公開」
◯「IT業界の営業担当者必見|大型案件を受注する提案テクニック」
内製での課題:
効果的なタイトル設計には、ターゲット層の検索行動やペインポイントの深い理解が必要です。どのようなキーワードに反応するのか、どんな表現がクリックを誘発するのかを判断するには、過去の告知データの蓄積と分析が不可欠です。
また、同じ内容でもタイトルの付け方次第で申込率が大きく変動します。A/Bテストを実施しながら最適なタイトルを見つけ出すプロセスは、多くの企業にとって時間とリソースの制約から実現が困難です。
申し込み方法は分かりやすく
申し込みフォームの使いやすさは、集客効果に直結する重要な要素です。興味を持ったユーザーがフォームで離脱してしまうケースは非常に多く、申込完了率を高める設計が求められます。
離脱を防ぐフォーム設計のポイント:
- 入力項目は必要最低限に(名前、メールアドレス、会社名程度)
- エラー表示は分かりやすく、リアルタイムで表示
- スマートフォンでの入力を考慮したUI設計
- 申込完了までのステップ数を明示(「あと1ステップ」など)
- プライバシーポリシーへのリンクを明記し、信頼性を担保
また、申し込み完了後の自動返信メールで参加URLや当日の流れを即座に案内することで、参加者の不安を解消できます。
内製での課題:
フォームの離脱率改善には、ヒートマップ解析やEFO(エントリーフォーム最適化)ツールを活用したデータドリブンな改善が必要です。どの項目で離脱が多いのか、どのデバイスで問題が起きているのかを継続的に分析し、PDCAを回す体制を構築することは、専任担当者がいない企業にとって大きな負担となります。
さらに、MA(マーケティングオートメーション)ツールとの連携設定、申込者情報のCRM自動登録、リマインドメールの自動配信設定など、技術的な実装とメンテナンスにも専門知識が求められます。
参加するメリットは明確に
参加するメリットが不明確なウェビナーは、どれだけ告知しても申込につながりません。ターゲット層が抱える課題を解決できることを具体的に示し、「参加する価値がある」と感じてもらう訴求設計が必要です。
効果的なメリット訴求の型:
課題解決型:
「リード獲得に悩むBtoB企業向け|月間問い合わせを10件増やす実践手法」
学習成果型:
「未経験者でも理解できる|Googleアナリティクス4の基本操作を90分で習得」
限定性訴求型:
「参加者限定|業界トップ企業3社の成功事例を初公開」
専門家価値型:
「〇〇領域で20年の実績を持つコンサルタントが直接指導」
また、参加特典(資料ダウンロード、個別相談、録画視聴など)を明示することで、申込のハードルを下げることができます。
内製での課題:
効果的なメリット訴求を設計するには、ターゲット層のペインポイントを深く理解し、競合ウェビナーとの差別化ポイントを明確にする必要があります。「どのような表現なら刺さるのか」を見極めるには、業界知識とマーケティングの専門性が求められます。
さらに、訴求内容を告知チャネルごとに最適化(LP、メール、SNSで異なる切り口で訴求)することで集客効果は最大化しますが、この作業には相当な工数がかかります。
開催後はフォローメールを送ろう
ウェビナーは開催して終わりではありません。商談につなげるためには、開催後のフォローメール施策が最も重要です。適切なフォローにより、参加者を見込み顧客として育成し、次のアクションへ誘導することができます。
効果的なフォローメールの内容:
- 参加へのお礼と当日資料の提供
- アンケートによる満足度調査とニーズ把握
- 関連コンテンツ(ブログ記事、ホワイトペーパーなど)の案内
- 個別相談や無料トライアルなどのCTA設置
- 次回ウェビナーの先行案内
特に重要なのは、参加者の温度感に応じた個別フォローです。アンケート結果や視聴時間データをもとに、興味度が高い見込み顧客には営業担当から直接アプローチすることで、商談化率が大きく向上します。
内製での課題:
開催後のフォロー施策を効果的に実施するには、参加者データの迅速な分析と営業部門との連携が不可欠です。誰がどこまで視聴したのか、どの質問に関心を示したのかといったデータを即座に可視化し、優先順位をつけてアプローチする体制を構築することは容易ではありません。
また、参加者の反応に応じたシナリオ設計(高関心層には個別提案、中関心層には追加コンテンツ配信など)を行うには、マーケティングと営業の緊密な連携とMA運用スキルが求められます。
\商談率を上げるインサイドセールス活用術とは/
告知に使える媒体の種類
効果的なウェビナー告知には、複数の媒体を戦略的に組み合わせることが重要です。各媒体の特性を理解し、ターゲット層に合わせた最適な告知チャネルを選定しましょう。
公式ウェブサイト
公式ウェブサイトは、既存顧客や自社に関心を持つ層へのリーチに最適な媒体です。SEO対策を施した専用LPを作成することで、検索流入からの申込を獲得できます。
効果的な告知ページの構成要素:
- ファーストビューで参加メリットを明示
- ウェビナー概要(日時、対象者、得られる成果)
- 講師プロフィールと信頼性の訴求
- 過去開催の参加者の声や実績数値
- 申込フォームへの明確な導線
- FAQ(よくある質問)の設置
また、トップページへのバナー設置、関連ブログ記事からの内部リンク、ポップアップでの告知など、サイト内での露出を最大化する施策も重要です。
内製での課題:
効果的なLPを制作するには、デザインスキル、コピーライティング力、SEO知識が必要です。特に、申込につながるページ構成やCTA配置の最適化には、LPO(ランディングページ最適化)の専門知識が求められます。
さらに、ページの読み込み速度最適化、モバイル対応、アクセス解析の設定なども必要であり、これらを社内リソースだけで実施することは多くの企業にとって負担となります。
SNSの活用
SNSは、幅広いターゲット層へリーチできる拡散力の高い媒体です。各プラットフォームの特性を理解し、適切な投稿戦略を立てることで、効率的に集客できます。
主要SNSの活用ポイント:
X(旧Twitter):
リアルタイム性が高く、ハッシュタグによる拡散が期待できます。開催情報を複数回投稿し、カウントダウン形式で期待感を醸成しましょう。
Facebook:
詳細な情報を掲載でき、イベント機能を活用することで参加管理も可能です。コミュニティ機能を活用した継続的な情報発信にも適しています。
Instagram:
ビジュアル訴求が重要です。ストーリーズやリール動画を活用し、視覚的に魅力的な告知を行いましょう。
内製での課題:
効果的なSNS運用には、各プラットフォームのアルゴリズム理解、エンゲージメントを高める投稿時間の選定、視覚的に訴求力の高いクリエイティブ制作が必要です。また、複数のSNSアカウントを同時運用し、それぞれに最適化した投稿を継続することは、専任担当者なしでは困難です。
さらに、投稿の効果測定やコメント対応、炎上リスク管理など、日々のモニタリングと迅速な対応が求められます。
メールマガジン
メールマーケティングは、既存の顧客リストや見込み顧客に直接アプローチできる最も確実な告知手段です。開封率と申込率を最大化する設計により、高い集客効果が期待できます。
効果的なメール告知のポイント:
件名設計:
開封率を左右する最重要要素です。具体的なメリットと緊急性を盛り込みましょう。
例:「【残席わずか】BtoB企業のリード獲得3倍を実現する実践ウェビナー|1/25開催」
本文構成:
- 冒頭で参加メリットを簡潔に提示
- ターゲット層を明示(「〇〇でお悩みの方へ」)
- ウェビナー概要を箇条書きで分かりやすく
- CTA(申込ボタン)を複数箇所に配置
- 追伸で限定特典や緊急性を訴求
配信タイミング戦略:
- 1ヶ月前:初回告知
- 2週間前:詳細情報の案内
- 1週間前:申込締切の案内
- 前日:最終リマインド
内製での課題:
メール配信の効果を最大化するには、セグメント別の配信内容最適化、開封率・クリック率のデータ分析、件名のA/Bテスト実施が必要です。また、配信リストのクリーニング(無効アドレスの除去、エンゲージメント低下ユーザーの管理)や、スパム判定を回避するための技術的対策も求められます。
さらに、MAツールを活用した自動配信シナリオの構築、リードスコアリングに基づく優先顧客への個別アプローチなど、高度な運用には専門知識が不可欠です。
ウェブ広告
ウェブ広告は、新規顧客層へのリーチを拡大し、短期間で集客を実現できる即効性の高い手段です。適切なターゲティングと予算配分により、費用対効果の高い集客が可能になります。
主要な広告プラットフォーム:
Google広告(検索広告・ディスプレイ広告):
特定のキーワードで検索するユーザーに直接アプローチできます。「ウェビナー 集客」などの検索意図が明確なキーワードで配信することで、高い申込率が期待できます。
Facebook/Instagram広告:
詳細な属性ターゲティング(業種、役職、興味関心など)が可能です。リターゲティング機能を活用し、一度サイトを訪問したユーザーへ再アプローチすることで申込率を向上できます。
YouTube広告:
動画でウェビナーの魅力を訴求できます。短時間でコンテンツの価値を伝え、興味を喚起する効果的な媒体です。
内製での課題:
広告運用で成果を出すには、キーワード選定、入札戦略、クリエイティブ制作、ターゲティング設定など、多岐にわたる専門知識が必要です。特に、CPAを抑えながら申込数を最大化するには、日々の運用調整とデータ分析が不可欠です。
また、広告予算の最適配分、媒体ごとのパフォーマンス比較、リターゲティングリストの管理など、複雑な運用管理を社内リソースのみで実施することは、多くの企業にとって現実的ではありません。
オウンドメディア
オウンドメディアは、自社で情報発信を行うブログやメディアサイトのことです。ウェビナー告知と関連コンテンツを組み合わせることで、SEO経由の集客と信頼性向上を同時に実現できます。
オウンドメディアを活用した告知戦略:
- ウェビナーテーマに関連する記事を事前に公開し、SEO流入を獲得
- 記事内にウェビナー告知バナーやCTAを設置
- 過去のウェビナーレポート記事で信頼性を訴求
- 講師や登壇者へのインタビュー記事でコンテンツの価値を伝える
- ウェビナー後のQ&A記事で継続的な集客導線を構築
オウンドメディアの強みは、一度公開したコンテンツが長期的に集客資産として機能することです。検索エンジンからの自然流入により、広告費をかけずに継続的な申込獲得が可能になります。
内製での課題:
オウンドメディア運用には、SEOライティングスキル、定期的なコンテンツ制作体制、アクセス解析に基づく改善施策の実施が必要です。特に、検索上位表示を実現するには、キーワード選定、競合分析、内部リンク設計など、SEOの専門知識が不可欠です。
また、質の高いコンテンツを継続的に制作するには、ライターやデザイナーなどのリソース確保が必要であり、多くの企業にとって大きな負担となります。
ウェビナー無料集客サイトの活用
無料セミナー情報.com
セミナー情報.comは、ウェビナーやセミナーなどのイベント情報を掲載する無料の集客サイトです。セミナー情報.comにウェビナー情報を登録することで、多くのユーザーに情報を届けることができます。セミナー情報.comでは、ウェビナーの開催日時、内容、対象者などを詳細に登録することができ、ユーザーは検索機能を使って、興味のあるウェビナーを探すことができます。
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こくちーずプロ
こくちーずプロは、ウェビナーやセミナーなどのイベント情報を掲載する有料の集客サイトです。こくちーずプロでは、ウェビナーの開催日時、内容、対象者などを詳細に登録することができ、ユーザーは検索機能を使って、興味のあるウェビナーを探すことができます。また、こくちーずプロでは、ウェビナーの告知ページを作成したり、参加者管理機能を利用したりすることができます。
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Peatix
Peatixは、ウェビナーやセミナーなどのイベント情報を掲載する有料の集客サイトです。Peatixでは、ウェビナーの開催日時、内容、対象者などを詳細に登録することができ、ユーザーは検索機能を使って、興味のあるウェビナーを探すことができます。また、Peatixでは、ウェビナーの告知ページを作成したり、参加者管理機能を利用したりすることができます。
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自力でのウェビナー告知や開催が難しいと感じたら外注も検討
ここまで解説してきたように、ウェビナー告知を成功させるには、戦略設計、クリエイティブ制作、複数チャネルの運用管理、データ分析と改善など、多岐にわたる専門知識と継続的な工数が必要です。
内製で抱える典型的な課題:
- 告知に割ける人員とスキルが不足している
- 複数の媒体を同時に運用する体制が整っていない
- データ分析に基づいた改善施策を実施できていない
- 告知以外の業務(企画、運営、フォロー)にリソースを取られている
- 成果が出ない原因が分からず、改善の方向性が見えない
これらの課題を抱えている企業には、ウェビナー告知の専門家への外注が有効な選択肢となります。
代行サービスを活用するメリット:
専門知識と実績に基づいた戦略設計:
200社以上の告知実績から蓄積されたノウハウをもとに、最適な告知戦略を立案します。業界や商材特性に応じた効果的なアプローチにより、集客効率を最大化できます。
工数削減と本業への集中:
告知業務を外部に委託することで、社内リソースを企画やコンテンツ制作、当日運営など、本質的な業務に集中できます。
複数チャネルの統合運用:
LP制作、広告運用、メール配信、SNS運用など、複数の施策を一元管理。各チャネル間の連携による相乗効果で、申込率を向上させます。
データドリブンな継続改善:
申込率、参加率、商談化率などのKPIを可視化し、PDCAサイクルを高速で回します。蓄積されたデータをもとに、次回以降の施策をさらに最適化できます。
商談獲得までの一気通貫サポート:
AdAIでは、ウェビナー告知から商談獲得までを一元サポートする「WPOプラン」と、ウェビナー動画からリード獲得ができる「Webinar Stock」を提供しています。200社以上の実績に基づく確かなノウハウで、貴社のウェビナーマーケティングを成功に導きます。
まとめ:ポイントを押さえて、告知からウェビナー開催を成功させよう
効果的なウェビナー告知のためのポイントを押さえることで、集客効果を最大化できます。適切な媒体を活用し、計画的に告知を行いましょう。ウェビナーの告知は、参加者を獲得するために非常に重要な要素です。効果的なウェビナー告知を行うためには、適切な媒体を活用し、計画的に告知を行うことが重要です。
本記事で紹介したポイントを参考に、成功するウェビナー告知を実現しましょう。自分達だけで行うことが難しいと感じた場合は外注も検討しましょう。今回紹介したステップを踏むことで、効果的にウェビナーを告知することができ、ウェビナーの成功につながるでしょう。




