MEO対策とは、Googleの検索結果に出てくる地図上に自社の店舗を掲載させるために最適化を施すことです。MEOに成功すると問い合わせ数や売上が数倍になることも珍しいことではなく、WEB広告やSEOと並んで注目されているWEB集客手法となっています。
しかし、MEO対策をするにあたって、費用はどの程度かかるのか、どこまで外注すべきなのはむずかしいところです。
結論を申し上げると、最初は外注に相談しながら対策し、徐々に社内に移行できる体制を作ることでコストを削減しながらWEB集客することをおすすめいたします。MEO対策はSEO対策とは違い、対応すべき項目が非常に少なく、ノウハウさえ共有できれば対策がむずかしくないからです。
では、MEO対策を外部に依頼した場合にはいくらかかるのか?が課題になると思います。そこでローカルアドがMEO対策にかかる費用をご説明いたします。
本来MEOに費用は不要
そもそも論になりますが、MEO対策に費用はかかりません。なぜならMEO対策のほとんどはGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)で完結し、対策項目も多くないためです。
Googleビジネスプロフィールは無料で登録、管理できるツールですので、社内に担当者を置くことで簡単にインハウス化することが可能です。
ただし、項目が多くないとはいっても、それはわかっている人側の意見です。ある日突然MEO対策をすると決まっても担当者もどう動けばよいのかわからないのが普通です。
そこで、最初はMEO対策会社に依頼し、対応内容を共有してもらいつつ、徐々に社内にシフトすることを考えるべきといえます。
MEO対策にかかる費用
まずは、MEO対策にかかる費用相場からお見せします。
初期費用はMEO対策会社によってかかったり、かからなかったりします。しかし、月額費用には大きく差があることがわかります。
これは毎月どの範囲まで対応してくれるかに大きく依存します。MEO対策会社によっては初期設定をおこなったあとは順位は追うものの、それ以外の対応をほとんどしないこともござますので契約時には具体的にどこまで対応するのかを確認することは必須です。
初期費用
MEOではGoogleビジネスプロフィールの対策が非常に重要です。しかし、MEO対策を外部に依頼する会社では多くが社内ノウハウがなかったり、アカウントそのものを持っていないということもあります。
そこで、まずはGoogleビジネスプロフィールのアカウントを作成し、店舗情報、URL、商品、営業時間、写真、ロゴなどを登録することから始めます。
MEO対策会社によっては初期費用を無料で対応してくれることもありますが、写真撮影をおこなったり、ヒアリングや登録のために初期費用が必要になるところもあります。
月額費用
MEOでは月額固定で受ける会社と成果報酬で受ける会社があります。
成果報酬とは、例えば、検索結果の地図上に表示されていれば1日あたり1,000円というような契約を結び、30日間表示され続けていれば1,000円×30日で月額3万円。これを契約した際のキーワードの数だけ支払うというような契約です。
トータルで見れば月額固定のほうが安い傾向が強いのですが、表示されなければ無料ということもあり、成果報酬で依頼する企業もあります。
大まかな相場観では毎月2万円~10万円ということになりますが、店舗展開しているビジネスで単価が安い商品を扱っている場合には、このMEO対策にかかるコストが利益を圧迫することもありますので、費用はシビアに確認することをお勧めします。
費用よりも契約期間に注意
MEO対策を外注する場合、初期費用と月額費用よりも契約期間を注意して確認すべきです。
MEOで効果が出るまでには一定期間必要ですので、契約してすぐに解約されてはMEO対策会社も利益が出ません。そのため、3か月や6か月という契約期間があり、その間は解約できない(解約しても返金されない)という契約が一般的です。
また、解約する場合も「解約は契約期間の最終月に限る」という趣旨の文言があり、解約できないことでトラブルに発展することがあります。営業を受ける際に契約条文の話をすることは稀ですが、最終決定をする前に条文をよく確認するようにしてください。
会社によってMEOのコストが変わる理由
MEO対策会社によって費用が大きく変わる理由は大きく2つです。
- 1.月額固定費用か成果報酬型費用か
- 2.業務範囲の広さ
月額固定費用か成果報酬型費用か
月額固定費用でMEOを依頼すると毎月2万円~10万円程の費用がかかります。これは業務範囲によりますが、概ね相場通りです。
対して、成果報酬型ではキーワード数に応じて費用が増えます。例えば、検索結果に表示されれば1日1,000円だとして、30日間表示、10キーワードの場合には1,000円×30日×10キーワードで月に30万円かかる計算になります。
この例は少し極端ですが、成果さえ出なければ無料でMEO対策できると思っていたら想定外の高額費用を請求されるということがありますのでご注意ください。
業務範囲の広さ
MEOの費用が高くなる理由には業務範囲の広さもあります。
店舗数が多い、投稿する写真が多い、商品の変更が多い、セミナーやイベントなどの開催が多い、対応すべき口コミ件数が多いなど、対応回数が多くなれば、それだけ人件費が増えます。
最初にどこまでやるのでいくらかかる、というのを明確に確認するようにしてください。
MEOをインハウスでおこなうには
冒頭でも触れましたが、MEO未経験者がある日突然対策をすることはむずかしいのが普通です。しかし、対応内容は単純なものが多く、慣れれば他の業務を兼務で対応することも可能です。
MEOを外部に依頼することが悪いわけではありませんが、ある程度まで対策を進めたあとは無駄なコストが発生しているだけという状況に陥っている可能性が高く、利益率を高く維持するためにもインハウスで対応できる体制を構築すべきです。
そのためには、最初に選ぶMEO対策会社に対応方針を相談し、費用で選ぶのではなく信頼できる会社に依頼することが重要です。
ローカルアドでは最終的にはインハウスでおこなうことを推奨しておりますので、MEOでお悩みの際には一度候補に入れていただけますと幸いです。