ホームページの形式はさまざまですが、現在世界で使われているCMSでもっとも有名なものがWordPressです。以前は個人サイトや個人ブログをWordPressで構築することもありましたが、現在では非常に多くの企業サイトがWordPressで構築されているため、WordPressをカスタマイズすることはSEO対策にもつながります。
ではWordPressとは何か、WordPressでSEO対策するときに気を付ける点は何かなどをAdAIがわかりやすくご説明いたします。
WordPressとは
WordPress(ワードプレス)とは世界中で使われているCMS(Contents Management System:コンテンツ管理システム)のことです。
ブログを無料サーバーを使わずとも簡単に設置でき、運用が楽で面倒な設定もほとんどいらないため、爆発的に世界で広まりました。
現在はほとんどのサイトでWordPressが使われているため、ホームページ制作といえばWordPressによる構築とイコールといっても過言ではないほどです。
Drupal(ドルーパル)やJoomla(ジュームラ)などといった世界で使われているCMSや日本で独自開発されたMobable Type(ムーバブルタイプ)などのCMSもありますが、WordPressのシェアが圧倒的です。
WordPressのSEO対策
WordPressは非常に使いやすく強力なCMSですが、初期設定のままではサイトとしては使いづらく、SEOという観点でも強いとは言い難いものがあります。
しかし、SEOの設定を楽できるテーマやサポートするプラグインなどが無料で配布されておりますので、使い方を間違えなければ非常に簡単にSEO対策をすることが可能です。WEBコンサルによってはWordPressはSEOに強いと断言するほどです。
ただし、後述する理由により、テーマやプラグインの使い方には注意が必要です。
レスポンシブ対応のテーマが必要
WordPressはオープンソースであるため、一定以上の知識さえあれば誰でもテーマを作成し、配布することが可能です。そのため、テーマによっては無料であっても非常に優れたものが多い反面、かなり使い方を選ぶテーマもあります。
国によっても考え方が違うようで、日本製なのかアメリカ製なのかでかなり見た目の印象が変わるのも事実です。
しかし、カスタマイズすることは可能ですので、できる限り作業量が少なくなるようにレスポンシブデザインに対応したテーマを選ぶことを推奨します。
SEO対策に対応しやすいテーマが必要
WordPressのテーマによって設定項目や設定範囲はさまざまです。なかにはSEO対策をしやすいテーマがあるのは事実です。見た目に問題がないのであればcocoonという非常に有名な無料テーマであれば、ほとんど初期設定で運用可能であり、SEO対策も非常にやりやすいことで有名です。
誤解しないでいただきたいのは、テーマによってSEOに強い弱いがあるわけではなく、設定のしやすいしにくいがあるだけです。
SEOに強いといわれているテーマを選んだからといってSEOに強くなるわけではありません。ただ、SEOに強くなるように設定しやすいテーマがあるだけです。
特に有料テーマでSEOに強いことを公称しているテーマがありますが、そのテーマを購入したからといって上位表示できるわけではありません。設定をどのようにやっているか、コンテンツをどこまで作り込んでいるか、外部リンクをどこまで集めたかの3つの要素に非常に大きく影響されます。
このあたりはSEOとは?SEO対策をインハウス担当者に分かりやすく解説で詳しく説明していますのでご参照ください。
WordPressのコンテンツSEO対策
WordPressといえども検索エンジンから見れば、ただのホームページです。そのため、WordPressでコンテンツを投稿する際に特別な対策が必要なわけではありません。
通常のホームページのSEO対策と同じでよいのですが、基本的にはブログですのでブログで押さえるべきSEO対策の手法とはをご参照ください。
WordPressでSEOを意識した設定
WordPressでは専用の管理画面からさまざまな設定が可能です。通常のサイト制作とは異なる部分がありますので、最低でも以下のことは押さえておいてください。
- ・内部リンクの設置
- ・noindexの設定
- ・canonicalの設定
- ・キャッシュ系プラグインの使用
- ・サイトマップの設置
- ・Google Analytics、Googleサーチコンソールとの連携
内部リンクの設置
内部リンクは通常のサイトと同様に設置できますが、WordPressはコンテンツ管理システムですので投稿日の前後の記事へのリンク、関連コンテンツへのリンク、タグへのリンクなどさまざまな設定をすることが可能です。
内部リンクはSEOにおいて非常に重要な要素ですので、どういうサイト設計にして、どうやって内部リンクを張るのか、どのページの重要度を上げるのかなどの視点で設計を考えてください。
noindexの設定
noindex(ノーインデックス)の設定とは、検索エンジンのデータベースに登録しないでほしいという命令を出すタグのことです。
サイト運営をしているとさまざまな理由で一般公開したくないページが出てくることがあります。パスワードをつけるほどではないが、URLを知っている人にしか見せたくないというページがある場合にはnoindex設定をする必要があります。
上記以外にも、サイトが大きくなってしまい、同じ意味を持つキーワードで複数のページを作ってしまい、Googleからの評価が分散している恐れがあるという場合に該当ページを1つだけ残して残りをnoindexするという方法もあります。
本来はページを削除しリダイレクトする必要がありますが、サイト構成上削除がむずかしいという場合に用いられます。
なんにせよ、noindex設定はGoogleの検索結果に出てこないようにする命令ですので通常運営で使うことはありませんが、WordPressでは簡単にnoindexされてしまうこともありますので、初期設定ではnoindexになっていないことを確認する必要がありますし、事情によっては一部のページをnoindexすることも出てきます。
canonicalの設定
canonical(カノニカル)とは正規化のことです。
例えば、ホームページのURLにはhttps://localad.co.jp/とhttps://www.localad.co.jp/のように同じページであっても別の表現ができることがあります。違いはwwwがあるかないかだけですが検索エンジンからは別のページに見えるため、同じドメインの中に同じページが2つあると判断されてしまいます。
これを防ぐために、どのURLが正しいものなのかを明示的に示すことで重複コンテンツを無くすことが可能になります。
canonical設定はheadタグ内に次のようなタグを挿入することで実現できます。
<link rel=”canonical” href=”https://sample.com/”>
ただし、URLが複数存在すること自体がよいことではありませんので、正しくリダイレクト設定をして重複コンテンツを作らないようにすることが肝心です。
キャッシュ系プラグインの使用
WordPressの長所は多種多様なプラグインを使うことで本来は面倒な設定をミスなく簡単におこなえる点です。
キャッシュ設定をするかしないかでページの表示速度が変わってくることがありますので、プラグインを使って設定するようにしてください。
ただし、テーマによってはキャッシュ系のプラグインを用いずともテーマの設定でキャッシュ管理できることもありますので、同じ機能が重複しないように注意してください。
サイトマップの設置
引用元:https://webst8.com/blog/homepage-sitemap/
サイトマップにはhtmlサイトマップとxmlサイトマップがありますが、ここではxmlサイトマップのことです。
サイトマップを設置することで検索エンジンのクローラーが正しく、かつ、素早く回遊することができるため、インデックス促進に使うことができます。
しかし、xmlサイトマップは必ずしも必要というわけではありません。Googleの検索エンジンは非常に優秀ですので内部リンクでつながっていれば検出することが可能です。サイトマップは特に大型サイト(1万ページ超)を運営している際に、クローラーが新規ページを見つけやすくするために用いられます。
WordPressの場合にはサイトマップを自分で設置しなくても自動的に設置をしています。この初期設定で生成されるサイトマップは機能としては十分ではありませんので、Google XML Sitemapsのようなプラグインを使って生成することをお勧めします。
Google Analytics、Googleサーチコンソールとの連携
サイト運営にはGoogle Analytics(GA)とGoogleサーチコンソール(GSC)が必須です。サイト制作時にトラッキングコードを埋め込む必要がありますが、WordPressの場合にはトラッキングコードを使わなくても埋め込めるテーマもあります。
どちらがよいというわけではありませんが、実際に計測できているかどうかは必ず確認してください。